2012年6月

2012.6.1

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.12

B:「私とゴジラ君の関係ってね、なかなか想像が難しいかもしれないですけど、ゴジラ君にとって私の存在ってね、餌なんですよ。」

私:「餌?」

意味解らんでしょ?

B:「ゴジラ君は私の霊的パワーというか、エネルギーというか、気というか、そういう物を栄養分と言うか、そういうのをゴジラ君が消滅しない為に必要としているんですよ。もし私が死んでしまったら餌の補給がストップするわけで、ゴジラ君も消滅してしまうんです。つまりゴジラ君にとって、私は生かさず殺さず、上手に保持しなければいけないんですよ。」

私:「なるほどね〜、でもエネルギーを吸い取られてもBOMは大丈夫なのかい?」

B:「私にとっては丁度良いんですよ、有り余るエネルギーを適度に消費してくれるので、すごく楽なんです。」

私:「と言いますと?」

B:「以前の私は敏感すぎて、それこそありとあらゆる霊をキャッチしてしまうので、新しい場所に1人で行く事が出来なかったり、自分の家と職場の往復を決まった道でしか移動できなかったり、色々と大変だったんですよ。」

私:「確かに、そんな事を言ってたねー。」

B:「東京から栃木にすら一人で行けなかったでしょ?」

私:「私と出会った時、そんな感じだったよねー。」

B:「今回、日本からコスタリカへ一人で来れたけど、これは昔の私からしたら奇跡なんですよ。」

どうしてBOMが方向音痴というか、一人旅が出来ないかというと、これには普通の人には難しい理由があってね、無理やり我々普通の人に当てはめると、色々な人が話しかけてきたり、無い看板や嘘の矢印が出ていて、どれが本物なのか判断できないような状態。

まったく説明になっていないかもしれないが、ま、そういう感じ。

B:「今は、このエネルギーをゴジラ君が適度に消費してくれるので、普通に生活する上でホント助かるんですよ。ゴジラ君がいなかったら、今頃気が狂っていたかもしれませんよね。」

私:「山にこもって人目につかず、陶芸家になるとか言ってたもんねー。」

お互いが上手に利用しあっている、共存共栄だね。

ここで私は、とても気になった事がある。

ゴジラ君は、例えるならリアルDEATH NOTEである。

DEATH NOTEを知らない人の為に説明。

DEATH NOTEとは2003年12月から2006年5月まで『週刊少年ジャンプ』で掲載されていた漫画の事で、死んで欲しい人、殺害したい人の顔を思いながらノートに名前を書くと、書かれた人は死んでしまうという恐ろしいアイテム“DEATH NOTE”を巡り展開される人間同士の知恵比べが面白くて人気が出たわけで、その後に映画やアニメにもなった。コスタリカでも一部のオタクたちに大人気。

BOMが背負っているゴジラ君は、死んで欲しいと思うだけで相手が死んでしまうのだから、DEATH NOTEよりもパワフルである。しかもアニメの世界では無く、現実な世界でだ。

上手に使えば世界も支配できるので、ドラえもんのポケットに続いて欲しいアイテムと思う人も少なくないだろう。

私に害が無いのであれば、是非そのまま私に譲ってと“少〜〜〜し”だけ思ったが、口には出さなかった。

私:「そのゴジラ君、将来はどうするつもり?誰か次の人とか考えてる?」

B:「私が死ぬ前に・・・・・。」

つづく

 


 

2012.6.3

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.13

私:「そのゴジラ君、将来はどうするつもり?誰か次の人とか考えてる?」

B:「私が死ぬ前に、屋久島の屋久杉みたいな大樹に置いてこようかと思っているんだよね、ああいう大樹は大きなエネルギーがいつも出ているし、未来永劫とは言わなくても、少なくとも数百年は無くならないだろうし。」

私:「でも、それだとゴジラ君は通り過ぎる人とかに悪さしない?」

元々、呪殺ばかり考えていたのだ。例えば大樹を傷つけたり落書きした人がいたら、そのままポックリ殺されてしまったら?呪いの大樹とかになったりしない?

B:「ゴジラ君を背負って10年くらいになるけど、私のエネルギーというか気を吸っているので、段々とマトモになってきているとは思うんだよね。あと20年くらいすれば、誰にも危害を加えないくらいの存在にはなると思うのですよ。」

私:「なるほど。」

B:「最初は本当に人を呪殺する事しか考えてなかったからね、ま、それは今もあまり変わらないけど、最初よりはマシになった。」

B:「それでも今、ゴジラ君が暴れだしたら、まったく手に負えないけどね。」

私:「しかしゴジラ君、有り余る霊的エネルギーだけじゃなくて、有り余る腹の周りにある脂肪とかも吸ってくれたら良いのにな。」

B:「ぎゃはははは、そうだよね〜。」

BOM氏、私が小さく見えるほど巨大。

私:「なんかさ、会うたび巨大化しているよね。」

B:「食っても食っても食えるからね〜。」

私:「健康の為にダイエットとか考えないの?」

B:「今ね、脂肪組織を凍らすってダイエットがあるんですよ。脂肪って4度くらいで凍って組織が壊れるけど、他の組織は壊れないらしいんです。で、組織が壊れた脂肪は体内に吸収されて、そのまま尿として体外に排出されるらしいんです。」

私:「それは良いね〜、いくらくらいするの?」

B:「それについては後で教えますよ、そろそろ暗くなる前に本題に入りましょうかね。」

何かと話が飛んでしまう私たちだが、話を戻してインディオ戦士への説得に取り掛かる事にした。

私:「具体的には何をしたら良いですかね?」

B:「戦いが終わった後、戦士には褒美が与えられたようでして、その褒美が豚の脂身と塩とのことです。だからそれら2つを用意してください。」

昔、塩が貴重なのはわかる、でもどうして豚の脂身なのだろうか?

B:「ゴジラ君が豚の脂身と言っているのです、どうして豚の脂身なのかは私も解りません、聞いても答えてくれないのです。」

私:「よくわからんので、一緒に近くの肉屋へ行きましょう。」

そして自動車で肉屋に行き脂身と塩を購入、合計500コロン(約80円)なり。

B:「はぁ〜、このお使い、なんなんだろう?」

私:「ん?」

B:「詳しくは後で説明します。」

BOMは、なんだか気が抜けている感じだが、とりあえず豚の脂身と塩を持って家に戻った。

つづく


 

2012.6.5

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.14

豚の脂身と塩を持って家に到着。

家の裏庭へ行き、そこに脂身と塩を置いた。

B:「ここが、インディオ戦士がよく通る場所なので、ここに置きましょう。」

野良猫に脂身が盗まれないように、塩に雨水が入って溢れないように色々工夫をする。

こんな時に不謹慎ながらも、私の頭の中では音楽が流れていた。

♪でっきるっかな、でっきるっかな、はてはてほほー、はてほほー♪

気分はノッポさんであった、工作は楽しい。

上の歌やノッポさんが解る人、貴方は同世代♪

B:「家族の方に伝えて欲しいのですが、多分最初の2−3ヶ月は、霊を感じることが多くなると思います。それはインディヘナの戦士が張り切って仕事をするからなのですが、それも直ぐに収まります。霊を感じた時に驚かないでください、また、霊を感じたとしても、それは以前のような怖い感じでは無いと思います。」

霊が張り切って仕事をするなんて、なんだか面白い。

B:「これで大丈夫だと思います。」

私:「おしまい?」

B:「はい、おしまい。」

私:「なんかこう、もっと無いの?祈祷をするとか、悪霊を出ていけ!とか、なんつーか、映画のエクソシストみたいなの、ないの?」

B:「特に無いです。」

私:「ふーん、そんなもんか、ま、いいや。BOMちゃん、今回は本当にどうもありがとうね。」

B:「実は今回、全く達成感が無いんですよ。」

私:「ん?どういうこと?」

B:「私、今回は本当に仕事をしていないんですよ。」

そしてBOMは、いかに自分が今回の件に関して、何もしていないかどうかを話し始めた。

B:「今回のアイデアはゴジラ君のだし、私は橋渡しをしただけ。インディオ戦士との交渉も彼まかせ、だから皆さんにお礼を言われても、素直に受けられないのです。」

B:「インディヘナ戦士とコンタクトもゴジラ君に丸投げだし、何もしてないんですよね。」

なるほどねー。

でもそれは間違い。

その間違いを指摘するのに、私は今回のケツアールを例に出した。

今回、BOMはケツアールを見学できた。しかし直接ケツアール探しの案内をしたのは私では無く、いつも使っているケツアールガイドを利用した。つまり加瀬自身が見せたわけでは無い。

しかしながら、私の今まで培ってきた経験、コネ、人とのつながり、情報などの結果、見られた事には間違い無い。

だから、ケツアールを見られてありがとうと言われても、ハイどういたしましてと答えられる。

そのように話すと

B:「少し救われます。」

私:「そういうことで、素直に感謝の気持ちを受け取ってください。」

B:「ありがとうございます、それにしても、今回は悔しいな〜、あいつ(ゴジラ君)にだけは頼りたくなかったんだけどなー。」

私のような凡人には、良く理解できない悔しさである。

私:「ところでさ、この脂身と塩、いつまでおいて置けば良いのだ?」

B:「一晩で十分でしょうね。」

私:「明日、どうしたらいいわけ?」

B:「適当にゴミ箱へ捨ててください。」

私:「はへっ?そんなんで良いの?」

B:「はい、そんなんで良いです。」

私:「なんかこう、もっと無いの?祈りながら川に流すとか、誰もいない山の中でインディオ戦士様、これからもお願いしますとか言いながら埋めるとか、なんつーか、映画のラストシーンの様な見せ場みたいなの、ないの?」

B:「特に無いです。」

BOMは、どうしてゴミ箱へ捨てて良いのか説明を始めた。

つづく。


 

2012.6.6

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.15

B:「お供え物じゃなくて褒美ですから、与えた事が重要なんですよ。ですから与えた後は、もう大事にしなくても良いのです。」

私:「良く解らないな〜。」

B:「ま、とにかくゴミ箱へ捨てても良いですが、勿体無いからと言って料理に使っては駄目です、それは褒美を横取りした事になりますから。」

私:「じゃあさ、ゴミ箱に捨てて、それを野良猫とかが食べたりしたら、野良猫が横取りした事にはなりませんか?」

B:「うーん、ならないと思います。」

私:「でも家の人に、ゴミ箱へ捨てろと伝えても、なかなか難しいと思いますから、明日、私たちが回収しに着ましょう。でもって川に流しましょう。」

B:「ああ、それは良いかもしれませんね、そうしましょう。」

翌日、私たちはサラピキという場所へ遊びに行く予定であり、そこに流れているサラピキ川へ流そうと考えた。

しかし結果として自宅のゴミ箱へ捨てたのであった。それは私が、サラピキへ脂身と塩を持って行ったのは良いのだが、すっかり脂身と塩の存在を忘れ、川に流す事をせず、またサンホセへ持ち帰ったからである。、

最近、物忘れが激しいのだ。

若年性アルツハイマーかもしれない。

 

まあ、これにて一件落着。

さて、インディオ戦士問題が解決した後、何時ものと言うか、大学生とお母さんによる霊的な事についての質問大会となった。

多くの人が知りたがる事が、

「自分の背後霊ってどういうの?」

そして

「自分の前世って何?」

これを私は、二大霊的素人質問と呼んでいる。

素人とか偉そうに言っているが、実は私も大差は無い素人だ。

 

大学生息子から質問は予想通りでした。

息子:「僕の背後霊は、どういう人がついているの?」

B:「6歳くらいの男の子がいますね。」

BOMは大学生息子に対して、彼は将来、人に教える道に進むだろうと予想した。

6歳くらいの男の子の霊は、勉強大好きらしい。

そして、その6歳の子が言うには、彼(大学生息子)は、理解出来ない子の気持ちが解る人なので、先生に向いているらしい。

大学生息子:「でも、僕はエンジニアになりたいんだけど・・・・。」

エンジニアの道に進んでも、どの道に進んでも、いつかは生徒さんとか、そういう人たちに教える立場になるってさ。

B:「多分、その通りになると思いますよ。」

これは時間が証明してくれるだろう。20-30年後が楽しみだ。

お母さんの背後霊は、とにかくBOMに対して

「今の危機的状況を解ってるだろう!なんとか助けてやってくれ!」

それだけを強く強く訴えているらしい。

さらに息子から質問。

息子:「ところで背後霊は先祖なの?そもそも、どうして人につくの?」

B:「後ろについてる霊を簡単に例えと、ファンクラブだと思ってください?」

息子:「ファンクラブ?」

つづく。


 

2012.6.7

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.16

BOMは背後霊と言うか、ついている霊を“ファンクラブ”と表現する。

私は過去に、○○ファンクラブなどに入会した事が1度も無いので想像で話すが、当たり前だがファンってのは、その人が好きだから応援する。

コンサートに行ったり、グッズを購入したり、部屋にポスターを貼ったりと、応援の方法は色々。

そしてファンの対象人物に対して、もっと成長して欲しいとか、色々と期待はあるだろうが、基本的には黙って見守るもの。ファンの声が直接届く事は殆どない。

ファンクラブを脱退する事もある、つまり嫌いになる事もある。

例えばジャニーズの人気グループ、嵐のファンクラブに所属しているとしよう、熱烈なファンであっても、もし仮に

「嵐の○○君、電車の中で痴漢と盗撮行為で逮捕。自宅よりロリコン少女趣味の違法写真を2万点押収。」

なんて事になったら、ファンクラブを辞める人もいるでしょう。

そういう存在がファンクラブでして、ついている霊も基本的にはそれと同じらしい。ついている人が好きだからいるわけで、嫌いになったら離れていくそうです。

違いは、ファンクラブの数が多ければ良いって事では無く、コアはファンと言うか、良いファンがついていれば、それが少人数であろうと良い影響を与えるって事。

基本的には黙って見守る背後霊だが、中には色々と口を出すというか、手助けと言うか、介入してくる霊も少数だがいるらしい。

例えば、行きたかったコンサートのチケットが取れずに悲しんでいたら、ひょこっとチケットが入手できたり。

旅行先で食べたかった名物を出すレストランが閉まっていて、でもどうしても食べたくてグダグダぐずっていたら、ひょこっと食べられたり。

そういう“ラッキー”な人って、たまに見るけど、もしかしたら背後霊が介入してるのかもしれない。

それをラッキーな人と言ってよいかとなると、それが良い事かどうかは分からない。

子育てでも親が手を出しすぎると、甘ったれの子供に育ってしまうのに共通している気がする。転ばぬ先の杖と言うが、転んだら生死に関わるような場合は、転ばぬ先の杖も必要だが、そうでは無く、転んでも擦り傷くらいの怪我だと思える場合は、ドンドン転ばしてしまった方が子供のためになる気がする。

そして、BOMは付いている全ての背後霊が見られるわけじゃない。正確に言うと見ようと思えば見る事は出来るらしいが、あえてそれはしない。

その理由が、なかなか面白い。

つづく。


 

2012.6.8

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.17

BOMは表に出て来たファン(背後霊)については教えてくれるが、表に出て来たがらないファンに対しては、あまり追って見ないようにしている。

人間と同じで霊にも性格があり、目立ちたがり屋や出たがり屋、愛想が良いのもいるし、その反対で人前に出てきたくないのもいる。

見ようと思えば見る事は出来るが、嫌がる相手に対して無理やり障子を開けて見る必要は無いし、見られた霊も良い気持ちはしないだろうという配慮から。

“背後霊ってのは、ついている人に影響を与えるのか?”

ってのがあるけど、これも殆どの人が背後霊の影響を、多かれ少なかれ受けるとの事。背後霊が付いている人に対して、こういう人になって欲しいと願う方向というか人物に進んでいくらしい。

私は3人のメインメンバーがいるのだが、いやいや、面白いくらいに3人の影響を受けている。

話が少しそれたが、BOMが背後霊をファンクラブと表現する事、なんとなく理解して頂けたであろうか?

それを説明すると、次に大学生息子から予想通りな説明が来た。

大学生息子:「僕の前世って何?」

でした。

これはBOMに聞くまでも無く、私が断る。

私はBOMが前世について知る事を、必要だと考えていなと、以前聞いていたから。

必要と思わない理由は色々あるのだが、BOM自身の中で

「前世を知ってどうするの?」

って考えがあるらしい。

BOMは自分の前世の記憶が所々であるらしく、例えば我々共通の知人女性(バカCAとは別の人)とは前世で会った記憶がある様子。

「○○さんは、中国で人々に説教をしていました。」

なるほど、確かに○○さんは今でも説教が好きだ(笑)。
私も何度か叱られた記憶がある。

でもBOMは、あえて詳しく見ようとはしない。

当たり前だが前世は終わっている事で、大事なのは今をシッカリ生きる事。前世のことを知ったところで、前世での友人は、当たり前だけど皆が死んでいる。

前世を知ったところで良い影響を受けるとも思えないので、BOMは前世の事は見ないようにしている。

逆に前世の影響を受けて、今を生きる方が辛い。

BOMは、前世の影響を受けて苦しんでいた女性の話を始めた。

BOMの知り合いに、いつも男性にフラれてしまう女性がいたらしい。彼女は何度か輪廻転生をしているのだが、いつも人生の終わり方は同じで、

「好きな人に裏切られて殺される、または自殺。」

そういう悲しい人生を繰り返しており、それを現世でも続けており、今後も繰りしていた様子。

つまり前世を知ったところで、あまり良い事は無い。これがBOMの考えね。

ちなみに、その女性の因果はBOMによって断ち切られた様子。

そういう話をしました、それで質問コーナーはおしまい。我々は家を後にしたのでした。

明日はBOMと楽しく過ごす最終日、サラピキに行って来ます。

つづく


 

2012.6.11

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.18

4日目:
インディオ戦士が出ていた家に立ち寄り、褒美の脂身と塩を回収してサラピキへ向かう。

移動の途中、お墓の脇を通る。

私:「いっぱい(霊が)居ますか?」

B:「はい、団体さんで。」

確かマヌエルアントニオからサンホセへの移動途中だったと思うが、BOMが珍しく驚いた場所があった。

B:「あわわわわ!この先、右に何があるんですか?」

私:「なにって・・・・・、ああ、お墓ですね。」

B:「お墓かぁ、なるほどコスタリカは土葬ですね?」

私:「おう、なんで解ったの?」

B:「コスタリカって日本と比べたら、霊の数が全然少ないんですよ。街を歩いても自動車で移動していても、日本に比べたら本当に少ないんです。そのような状況の中で、ビックリするくらい霊の数が多かったので不思議に思ったのです。日本のお墓は火葬なので、お墓に行っても霊なんて殆どいません、綺麗なもんですよ、でもコスタリカのお墓は霊の数が多いので、これは土葬なんだなって思いました。」

私:「どうして土葬だと霊が多いのだ?」

B:「やはり、残りやすいんでしょうね。」

私:「ふーん、じゃ、コスタリカの墓は怖い場所なのかい?」

B:「いえ、数が多いだけで、またそういうのとは違います。」

私:「ふーん、じゃあ、墓に入っても呪われたりしないのだな?」

B:「まあ、そういう事は無いとは言いませんけど、まあ大丈夫でしょう。」

私:「ほんと?じゃあさ、コスタリカの葬式ルールで、妊婦は墓の中に入っちゃいけないってのがあるんだけど、それは色々な言い伝えというか、理由があるのだが、その1つが、他の霊の魂が赤ん坊に入っちゃうからって言われてるけど。」

B:「それは無いと思いますよ、それよりも感染症からの心配じゃないでしょうかね。」

私:「ま、それはあるよね。」

よく考えたら、コスタリカの土葬はエンバーミング処理をしていないわけで、そういう死体がワンサカある場所がコスタリカの墓地。

感染症のリスクがあるから、可能な限りは入りたくない。これ私の本音。

エンバーミングとは、日本語にすると死体防腐処理。

日本では死亡してから葬式まで日が空くような場合、遺体が腐らないようにエンバーミング処置をする事もある。血液を抜いて代わりに防腐剤を入れたり、体内に残っている糞尿を取り除いたりなど、腐りにくい処置をする。

基本的に土葬が多い欧米、特にアメリカ南部の一部では、エンバーミングを義務化しているらしい。

金正日もエンバーミングをして、さらにドライアイスなどで腐らないようにして死体を保存するのだろう。

以上、超簡単なエンバーミングの説明でした。

 

私とBOM、霊的な話ばかりをしていると思われるかもしれないが、実はパーセンテージとしては少なく、殆どが他愛も無い話をしている。どんな話をしているかはプライベートな事なので書かない。

もし書いたら、純情無垢な女性達からは100%とは言わないが、95%くらいには嫌われそうなので、やはり書かない。

ヒントは、“シモ関係”とだけ言っておこう。

 

そうです、下北沢の話です。

私たちにピッタリなお洒落の街、下北沢について話し合いました。

お洒落な古着屋さんとか、可愛いカフェの話とかねーー。

エロい事を想像したあなた、心が汚れてますなー。

そんな話をしている内にサラピキへ到着した。

つづく


 

2012.6.15

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.19

この日はラフティングとキャノピーをする予定であったが、サラピキ川の水量が少なくラフティングの面白みに欠ける為、ラフティングはパスしてキャノピーに専念する事にする。

大げさでは無く、私は仕事でキャノピーを100回は軽く行っている。

最初の頃(10年くらい前)はキャノピーが入ると嬉しかったのだが、今ではそのような喜びはゼロで、仕事として割り切っている。

でも、これがプライベートというか、友人と遊ぶとなると、これが楽しいという事に気が付いた。

最初は普通に滑走していたが、私とBOM以外に人がいなかった事もあり、途中から色々ふざけだした。

逆さになったりとか、通常では許されない滑走をした。

まあ、調子に乗ったわけだ。

そのうち、ガイドもふざけ出して、私が滑っているときにケーブルを上下させるという行為に出た。

これはこれで、なんと言うか、キャノピーとトランポリンを合わせたような面白さがあるのだが、なかなかバランスを維持するのが難しい。

ちなみに、このおふざけですが、通常であれば絶対に行いません、先にも書いた通り、加瀬は100回は軽く行っており、ガイドとも顔見知りであり、私とBOM以外には客がいなかったので行ったわけす。この日記を読んだ人の中で、楽しそうなのでガイドに頼もうと思った人がいるかもしれないが100%断られる事を保障しよう。

さて、ビヨンビヨン上下に跳ねながら移動していた私だが、途中というか、終わりの寸前に体が反転して、進行方向に向かって前後が逆になってしまった。

まー、受けにはガイドがいるし、うまく受け止めるだろうと思っていたが、ガイドは加瀬にサポートは必要ないと判断していたらしく、全くのノーチェックだった。

可能な限りスピードを落とす努力をしたが、加瀬は激突した。

それを見ていたBOMは、

BOM:「これは頚椎をやっちゃったかも・・・・。」

と、本気で心配をしたようだが、加瀬は運が良い事に首では無く、その少ししたの背中から激突したので、重い打ち身ですんだ。

でも、もし首から激突していたら、そりゃ大変な惨事になったと思われるので、やはり調子に乗らずにルールを守って行う必要があると再確認。

実はキャノピー激突から1ヶ月以上が過ぎたが、まだ痛いのである。いつ完治することやら。

キャノピーを終了した我々は次に向かったのは、コスタリカ“世界一美しい○○”シリーズの幾つかが見られる場所であった。

コスタリカには“世界一美しい○○”ってのが幾つかある。

コスタリカは世界一が好きな国である。

まあ、世界一が嫌いな国や人の方が少数派であろう。

どこかのタレント政治家のように、

「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」

なんて言う方が珍しいのだ、希少動物なのだ。あいつは本当に日本の政治家か?まあレンホー(仮名)なんてどうでもよい、コスタリカの話に戻る。

“世界一美しい○○”を私は5つ挙げている。

つづく


 

2012.6.16

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.20

*久しぶりに来た人は、5月20日から読まれるのが良いですよ。
*数ヶ月ぶりの人は、4月27日から読まれるのが良いと思いますよ。

昨日の日記を読んだ、日本人男性(30代独身)が、

「“世界一美しい○○”って何ですか?1つは女性でしょ?1つは巨乳?
 他は女性高生かなー、後の2つは?」

などと言ってきやがった。

本当に低俗な男である。

大体、私の高尚な日記に、そのような下品な事を書くわけが無い!
付き合いが長いのに、どうも私という人間を理解していないようである。

さすがに10代女性と付き合っているロリコンであり、頭の中は女性の事でいっぱいのようだ。

名前を公表してやりたのは山々だが、一応、真面目キャラで通っているようなので本名公表だけは勘弁してやる、ありがたく思え。

一応、書いておくが、決して私は、“きゃりーぱみゅぱみゅ”の“つけまつける”のメロディーで

「いいな〜、いいな〜、それいいな〜、10代、10代、それいいな〜。」

などと思った事は一度も無い事を付け加えておく。

 

さて、“世界一美しい○○”とは、

 

世界一美しい鳥 = ケツアール

世界一美しいカエル = アカメアマガエル

世界一美しいトカゲ = グリーンバシリスク

世界一美しい蝶々 = モルフォ蝶

世界一美しいコウモリ = シロヘラコウモリ

こんなところであろう、他にあるかもしれないが、とりあえず上記5つを私は挙げている。

鳥、カエルは行く所に行けば楽勝で見せられる。トカゲもサンホセから距離はあるが、行くところへ行けば同様に見られる。モルフォも運しだいだが、まあ、行くところに行けば見せられる。

難しいのがコウモリ。

シロヘラコウモリは世界で唯一、白い色をしているコウモリ。

森の宝石なんてニックネームも付いている。

宝石は言いすぎだろー、森の宝石はプラチナコガネムシだろーと思いながらも、確かにシロヘラコウモリが可愛いのは事実。

シロヘラコウモリ以外は見せられる計算が出来るが、シロヘラコウモリだけは難しくて、なかなかお客様に見せる事が出来ない。

BOMのコスタリカ滞在日数は5日間だが、最終日は空港へ移動のみなので、実質4日間。

1日目はサンホセ市内観光とマヌエルアントニオへ移動、2日目は国立公園で動物観察とタルコレス川で野鳥とワニ観察。

3日目で、世界一美しい野鳥(と勝手に言われている)ケツアールが見られた。この日の午後にインディオ戦士の話があるわけです。

そして4日目、移動途中とキャノピーの最中に世界一美しい蝶々のモルフォを確認。

キャノピーが終わった後、いつものポイントで世界一美しいカエルのアカメアマガエルを見せている時、偶然に世界一美しいトカゲのグリーンバシリスクが現れてくれた。

世界一が繰り返され鬱陶しい文章だが堪忍してな。

後はシロヘラコウモリだけど、これは無理だろうなーと思っていたら、なん見つかったという情報が入ってきた。

これでシロヘラコウモリが見られたら、BOMは本当に運が良い男である。

つづく


 

2012.6.18

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.21

この日、2名のお客さんをサンホセに連れて帰る必要があり、某場所へ迎えに行った。

開口一番、

客:「アリクイとシロヘラコウモリが見られたよ。」

えー!

ここでアリクイとシロヘラ?

なんと運が良い客であろう。

そのお客さんとは数日前、一緒にコルコバード国立公園はシレナへ行っており、カップルのバクが水場でいちゃつくシーンの撮影に成功。

でも1泊2日でアリクイ(ミナミアメリカコアリクイ)を見せる事が出来なかったのだ。

しかしサラピキでしっかりと見られたようで何より。

そしてシロヘラコウモリも見られたなんて、なんと運が良いのであろう。

客:「部屋から歩いて5分くらいのトレイル沿いだよ。」

それはなんと素敵な情報だろうか。

お客さんに案内されてシロヘラコウモリを見に行った。

B:「いや〜、これは可愛いなぁ〜。」

私も過去に数回しか見た事が無いので、カメラを所持していない事が残念であったが、無いよりはマシなので携帯電話のカメラで撮影した。

撮影をした直後、私の第六感が働いた・・・・。

頭の中には、ホラー映画“リング”で流れる、貞子のテーマソングが流れる。

Oooh きっとくる きっとくる お空は黒く
Oooh 限りない 確率で ドシャブリがくる〜

別に第六感でも何でもなく、急に空が暗くなり、空気が湿った感じになったわけで、ある程度コスタリカの自然を知っている人なら、すぐに雨が降ることくらいは簡単に予想できる。

私:「雨が来ますよ、急いで帰りましょう!」

お客さん2人と私は、大雨にたたられる前に自動車まで到着したのだが、デブのBOMは走れない為に、びしょ濡れになっていた。

デブは百害あって一利なしである、私も気をつけなければ。

結果として、BOMは5種の世界一美しいシリーズを、旅行中に全部見られた。

過去に1度の旅行で全てを見られた客って数えるほど。

BOMは運が良い。

私:「その運のよさって、例のゴジラ君とかファンクラブの影響とかあるの?」

B:「いや、特に無いと思います。」

ま、そうだろうな。

BOMは5つ全て見たが、コスタリカに来るまで、それら5つの事を何一つ知らないってんだから、それも驚き。

これでコスタリカ旅行は終了、これからサンホセに戻る。

つづく


 

2012.6.23

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.22

サンホセに到着した我々は、スーツケースを購入する為に街へ出た。

お客さんのスーツケースが、日本からコスタリカへの移動途中でヒビが入ってしまった。

コスタリカ国内の旅行中は、気をつけて利用していたが、今後、日本へ帰る途中に割れてしまい、中身をぶちまけてしまう可能性が考えられる。

そのような理由から、今後の事も踏まえて新しいものを購入する事となった。

スーツケースに限らず物を購入する場合、3つの選択肢がある。

1.料金は高いが、長く使えるもの。

2.料金は安いが、長く使えないもの。

3.ウケ狙い。

コスタリカで1を購入するのは、あまりお勧めしない。日本よりもモデルが古い場合が多く、そして日本よりも割高になる。新しく良い物を買うのであれば、コスタリカよりも日本が良い。

2の安いものだが、これは本当に酷い物が多い。数回利用したら底が剥がれてしまう運動靴とか、2−3回洗うと色落ちや縮んでしまう服とか、中に石が入っており、噛んだら奥歯が欠けてしまう飴キャラメルなど、例を挙げたらキリが無い。

そのような状況がコスタリカである、よって私はお客様に3のウケ狙いを薦めた。

私が薦めたブランドはROXY。

ROXYとは10代女性から20代前半、頑張って20代後半、もっと頑張って30代前半くらいが似合うと思われるプランドである。

http://www.roxy.com/

お客様はインターネットで検索すると、直ぐに名前が解る人物であり、色々立場がある。そのような人が、お花デザインのキャピキャピ&ロリロリのバックを持って空港を闊歩している姿を想像すると、それは素晴らしい絵となる。

私:「娘さんへのプレゼントにしたらどうですか〜?喜ばれますよ〜。」

色々誘導をしてみたが、お客様は利用勝手が良いと思われる物を購入していた。

私も同じ立場であれば、同じ物を購入した事であろうが、立場も違うのでROXYの花柄キャピキャピを購入して欲しかった。

その後は、お土産買って、ロブスターなどシーフードを食べて家に戻った。

明日は早朝4時に家を出発するので早く寝たのだが、BOMが今回の旅行に対して、面白い表現をしていた

「思いっきり疲れるまで動いて、どーんと寝て、起きたら再度遊ぶ。小学校時の夏休みのようだった。」

喜んでもらえて何より。

何よりも私が楽しかった、こんな感覚は久しぶり。

そして翌朝、空港チェックインを手伝い、イミグレーションを通過するまで見送った。

さらに数日後、日本よりE-Mailが届いた。

乗り換えも無事にこなし、帰国しました!

ハッキリ言って、メンタルは限界近くまですり減らしてます。(笑)
やはり、移動により緊張はMAXで常にビクビクしてました…。

やるっきゃナイト イン コスタリカ、遠慮しておいて正解でした。
行ってたら帰国は出来なかったでしょう。
コスタリカ美人は、名残惜しいですが…。(笑)


とても楽しい旅行でした!

コスタリカ、訪れて本当によかった!
感謝してます、ありがとう!

皆さんに、くれぐれもヨロシクお伝え下さい。

今度、再会出来るのはいつかなー。

次回は最終回、インディオ戦士と、その後の経過について書きます。

つづく


 

2012.6.24

本当にあった霊的な話もある旅行記? Vol.23

インディヘナ戦士の出来事は5月4日、今から一ヵ月半くらい前の話。

その後の家は平和そのもの。

最初の頃は、“何かがいる!”と感じる事はあったらしいが、怖い感じはしなかったようだ。

そして、ここ最近は全く何も感じなくった様子。

その後の問題と言えば、大学生の息子が霊というか、普通の人が見えないものが見えてしまう体質になった。

以前より多少感じる体質ではあったが、今はハッキリ見えるようになったみたい。

BOMと出会って、霊的な事は全く特別では無く、普通な出来事と認識したのが理由かもしれない。

でも、それを他人に言うとキチガイだと思われるのを知っているので、あまり他言はしないらしい。

5月2日の数日後、大学生の息子が家の中で、なにかいるなーと感じた場所を携帯電話のカメラで撮影をしたところ、確かに何かが写っていた。

人の形に見えない事もない、心霊写真っぽい気もするが、たかが霊が写ったくらいなのでどうでも良い。

まあ、とにかく、家に平和がもたらされたのでメデタシメデタシである。

で、ここからが興味深い事なのだが、この出来事の後に家の住人が、大学や図書館で文献を引っ張り出して調べたところ、彼らの家がある周辺は、インディオにとって生贄の場所だった事が解った。

その住宅地は高台になっているのだが、そこは敵部族を捕らえて首をぶった切り、その首を坂から転がして、転がり方で後々の運勢を占っていたらしい。

実際に部族同士の戦いがあったという記録も見つかった。

BOMの霊視はビンゴでした。

では、戦いの後の褒美は豚の脂身と塩だったのか?

実は、これについては文献も見つからず、いまだに解っておりません。ご存知の人がいましたらお知らせくだされ。

もしかしたらインカを勉強しまくった友人のロリハゲ(仮名)や、その義理弟あたりは知っているかもしれないので、調べて送ってもいいぞ。

以上、僅か4日間の出来事を23回にも分けて引っ張った、長い旅行記にお付き合いくださりありがとうございました。

途中で何度も、読者の方々に、もったいぶらずにサクっと全部書けやという苦情のE-Mailを受けた事でしょうか・・・・・。

なんと厚かましい読者だと思いながらも、読みに来てくれているのだからと感謝はしております。

今回の旅行記は、色々な方面から質問などがあったので、それは今後、小出しに答えて行きたいと計画しております。

今後ともよろしくお願いします。


 

2012.6.27

ハプニング続きのロケ vol.1

TV撮影の仕事があった。

ロケ・コーディネーターの立場から、ロケが決定するまでの流れを超簡単に書くと、

1.テレビ局や製作会社のディレクター(又はアシスタント)から問い合わせ。
2.質問事項が送られてくるので、それに回答。これを何度も繰り返す。
3.台本が送られてくる。
4.台本を見て、それに沿う撮影日程(ロケスケと言う)を作成する。
5.見積もりを作成する。
6.日本側で企画が通るか会議にかけられ、通ればロケ決定。

内容や局によって多少の違いはあるけど、まあ、そんな感じ。

今回のロケは演者(タレントさん)スケジュールがタイトで、実際に撮影で使える日数が4日間のみという、これまでのロケで時間的には最もタイトだった。

自分でロケスケを作りながら、

「2日間くらいは、1日16時間労働になるかもしれんが、まあ、いけるだろう。」

と予想したのだが、その通りにはならず、4日間のうち、4日とも16時間を越えた。

撮影自体は問題なく遂行できたのだが、ロケの移動途中で予想もしなかったハプニングが4日間の内に3回も発生した。

1日目は午前4時にサンホセを出発、午前中の撮影は順調。

それが終わり次に撮影地へ移動する時に問題発生、時計を見ると午前11時。

それはストライキ。

コスタリカ得意の道路封鎖が行われていた、道路を封鎖して一般市民に多大なる迷惑をかけ、それを材料に政府と交渉をするという、ストに関係の無い人にとっては鬱陶しく迷惑この上ない方法である。

しかもそこは、迂回道路が無い一本道だった。

私たちの運転手がストを起こしているアホどもと交渉をするが、アホなだけに理屈が通らず、全く聞き入れられる余地なし。ブルトーザーや戦車でバリゲードを蹴散らしてしまいたいのが本音だが、そういう方法も取れない。

そうなると私が出て話をする。

私のモットーは、

 

世の中、金次第だ。金で転ばない人間は居ない事も無いが少ない。特にコスタリカ人に対しては、袖の下というか、賄賂と言うか、そういう類の金が効力を発する。

一人でギャーギャー騒いでいる首謀者の1人と思われる男に、さりげなく話をしたのだが、取り巻きも聞き耳を立てて聞いていたようだ。

ギャーギャー男:「俺たちの目的は金じゃないんだ!

そうか、大変失礼しました。

ならば仕方が無いので通常の交渉の結果、自動車を通過させないが、荷物を持って歩く事はOKとなる。

自動車を別に1台手配して、反対側からおくり、道路封鎖区間を、ロケ班が手分けをして荷物を運ぶ事にした。この別手配者を手配するのにも金が必要なわけで、こっちとしては、その分の金をサクっと渡して通過すれば、待つ時間が必要ないわけで助かるのだが、相手が金じゃないと言うのだから、その方法が使えない。

自動車が到着する間、ストの連中と友好な関係を保つために、まあ、仲良くするフリをする。

撮影機材は高価な為、手で運んでいる間に襲われ無いようにする為に、ストを起こしているクソどもと仲良くしておく方が得策なのだ、笑顔で日本の事情を面白おかしく話したりするわけだ。

本当は1人1人死んで欲しいくらいだが、これも仕事と割り切って行うわけだ。

「うんうん、お前たちの言い分が最もだ!」

みたいな顔をして話をあわせるのだが、心の中はアホクサと思っている。

アホどもの要求は、交通量が少ない砂利道の舗装だった。しかも道路の途中から私有地だし、政府が舗装するもんじゃないだろ?

役人が来て説明していたけど、どう聞いても役所の言い分が正しい。

役人に論破されそうになると、先ほど賄賂を断ったギャーギャー男アホな群集を先導して騒いで話を折る、その繰り返しであった、全くストに共感できねーよ。

そんなアホどもに混じる事2時間、反対側に自動車が到着。荷物を持って移動していると、ストの首謀者というか、頭は悪いけど騒ぐ事は得意という、ギャーギャー騒ぐ賄賂を断った低脳な男が寄ってきて、他の人に聞こえないようにコソっと私に耳打ちをする。

「徒歩で通過させてやるのだからチップを置いてけ、1人あたり40ドルだ。」

1回死ねと思った、やはりクズはクズである。

おいおい、お前たちの目的は金じゃないんだろ?2時間前に言った台詞は忘れたのかい?頭が悪いだろうから記憶力も悪いだろうけど、性根もひん曲がっているんだな。どういう風に育ったら、こういうクズな大人になるのだろうか?

大体、お前らのおかげで、どれだけ俺たちが損失を出しているのか解っているのか?別車両の手配だって金がかかってるし、タレントや俺の時間給が幾らか解ってんのか?クソで低脳なお前らには理解出来ないだろうけどよ。

アホの要求をノラリクラリとかわし、全ての荷物が無事に自動車へ運び込まれたのを確認した後に、

「お前らみたいなアホに渡す金なんか無い!バカヤロウ!」

という事を、やんわりと伝えるのだがバカだから伝わらず、しつこくしつこく要求してくる。

グーパンチで殴ったら大人しくなるかな?と思ったが、こういうバカは無視する、相手にしないのが一番の対処法ということを、17年間のコスタリカ生活で学んだ。

自動車は出発!アホどよも、いつまでも騒いでいたまえ!

午後の撮影にはギリギリの時間に到着して、目的の撮影対象へ移動する。

移動途中でオオハシが見つかるが気が付いているのは私だけ。あれもディレクターとしては使いたいところだろうけど、オオハシ時間を費やすとメインに時間が取れなくなるし、それに雨も降りそうだったので泣く泣く無視した。

つくづく、ストが恨まれる。ストがなけりゃオオハシも撮影できたのに・・・。

メインのそれはギリギリ撮影が出来たので、OKとする。色々あったが、一応、1日目は無事に終了した。

つづく。


 

2012.6.28

ハプニング続きのロケ vol.2

この日はユックリと7:30amからのスタート。

ユックリと言っても、私は昨日21:30pmまで翌日の撮影に必要な準備をしていたので、あまりユックリ休んだという感覚は無い。

午前中の撮影は順調に終わり、我々は次の撮影地であるサンホセへ移動したのだが、また予想できぬハプニングがあった。

道が封鎖されていた。

おいおい、2日連続かよー。

どうも交通事故で道が封鎖されている様子だが、詳細は不明。

最初は皆、自動車の中で待っていたのだが、姫(グラビア・アイドル)が、

「じっとしているの嫌!折角コスタリカに来ているのだから歩きたい!」

と言い出す。

実はこの姫、とても健康的なスポーツ大好き女子であり、運動不足になるのが嫌いで、時間があれば運動したいタイプなのだ。

勿論、私は歩きたいわけが無く、休みたいので、行かないように話をするのだが、まあ、言う事を聞かない姫である。

姫:「じゃ!行って来ます!」

ディレクター:「姫を1人で行かせるわけにはいかない、私も行きます。」

カメラマン:「じゃあ、私も行きます。」

私:「はい!皆さん気をつけて行ってきてください!」

このように、自分は楽をしようとしたのだが、

 

カメラマン:「え〜!コーディネーターが行かないの〜?通訳は〜?」

私は心の中で

(え〜、私も行かなくちゃいけないのぉ〜?こんなの撮影以外の事じゃん。)

と思ったが、まあ付き合う。

すれ違う人々に情報を聞くのだが、誰も良く分かっていないので、聞いたまま通訳する。

「あと6kmくらい歩くそうです。」

ディレクターとカメラマンの足が止まった、まあ当然。

しかし姫の足は止まらない・・・・。

カメラマン:「6km歩くという事は、6km歩いて戻るって事ですよ。」

姫:「6km行って、向こうで待っていれば良いじゃないですか。」

確かに姫が言う事も正しいのだが、カメラマンが歩きたくない気持ちが良く分かる。

姫:「6kmなんてすぐですよ!私、毎日6kmくらい走っているもん!」

結局我々は、事故現場まで歩いたのであった。

 

交通事故だが、警察の人間が2人乗っていた自動車が下り坂にて、法定速度を遥かに超えるスピードで追い越しをかけ、対向車線からきた自動車と事故を起こした。

警察車両の人間は2人とも死亡した様子。

そして、どう見ても事故を起こした警察車両に事故の原因がある。

通常の死亡事故であれば、警察到着して1時間くらい検証をして、直ぐに交通が再開されたり、道路は片方車線は空いているのだから、そこを交通整理して通過させるのだが、今回は完全に道路封鎖。

警察は身内の事故なのかどうか知らんが、いつも以上に、丁寧に検証していた。

封鎖されていた時間は合計4時間、大きなロス。

結局、この日の仕事が終わりホテルに到着したのは10:30pmであった。

毎日、よく働くなー。

つづく。